高麗人参と高血圧
【疾患・症状】
高血圧とは、正常な血圧と比較して異常に血圧値が上昇している状態を指します。
一般的な血圧値は最大が１４０～１５０ミリメートル、最小が９０～１００ミリメートルとされています。
血圧が上昇している状態が続いていたり疾患と診断された場合、どのような健康上のリスクが起こり得るのでしょうか？
こうした状態が持続していると、脳の血管が詰まりやすくなる・血管がもろくなるなどの要因によって動脈硬化による脳卒中の危険性が出てきます。
心臓に血液を送っている冠動脈が硬化すると心筋梗塞や狭心症、心不全などのリスクがあるほか、腎機能の低下による腎不全、糖尿病、勃起不全（ＥＤ）、内臓脂肪症候群などのリスクファクターとなることも考えられます。
【効果・効能】
高麗人参には善玉コレステロール（ＨＤＬ）を増やし、悪玉コレステロール（ＬＤＬ）の分解や排出を促す働きで高血圧改善の効果をサポートしてくれます。
善玉コレステロール（ＨＤＬ）とは高比重リポたんぱくを指し、比重が高く血管にとって良い作用をもたらすコレステロールです。
逆に悪玉コレステロール（ＬＤＬ）とは低比重リポたんぱくを指し、比重が低く血管にたまりやすく動脈硬化の原因となります。
この善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロール（ＬＤＬ）の分解や排出を促すことによって改善効果をサポートしてくれるというわけです。
【改善方法】
高血圧の改善方法としては、まず「食生活の改善」が挙げられます。
太り過ぎや運動不足で中性脂肪が増え過ぎると、善玉コレステロールは減少し悪玉コレステロールが増加しやすくなります。
高麗人参をお茶やサプリといった形で上手に利用し、善玉コレステロールを増やすとともに悪玉コレステロールを減らす工夫をしてください。
また食生活では過食に注意し、大豆などの植物性たんぱく質や野菜類を多く摂るように心掛けると改善につながっていきます。
特にお勧めしたいのが、納豆、豆腐、きな粉などの大豆を原料とした食品で、早食いや暴飲暴食は避けたいものです。
【飲むタイミング】
高麗人参は空腹時に飲むとより高い効果が期待できます。
食前や食間などの比較的お腹が空いている時間に飲むのがオススメです。
飲む量としては１日にコップ１杯（３００ｃｃ）程度が目安となりますが、馴れてきたら１日３回・１回にコップ１杯程度飲んでみてください。
外出が多いという人はオフィスや外出先でも手軽に飲める粉末パウダーやティーバッグ、サプリメント、ドリンク、カプセル、錠剤などを利用すると大変便利です。
アンチエイジングや滋養強壮、風邪予防などにも良いと言われていますので、毎日の習慣として生活に採り入れてみるといいかもしれません。
