高麗人参に種類はあるの?
高麗人参は日本でできたものではありませんので、名前が似ていて違いが分からない
という方も少なくないと思います。
そこで、高麗人参の種類をお話してみたいと思います。
高麗人参の摂取方法についての詳しい解説は、このおすすめサイトを参考にしてみてください。
突然ですが、「朝鮮人参」という言葉を聞いたことがありませんか?
実は、朝鮮人参と高麗人参とは同じものなのです。
他に、「オタネニンジン(御種人参)」というものもあり、これは日本ではもともと
高麗人参の自生がなく、江戸時代に幕府が密かに種を輸入して栽培に成功しました。
この栽培に成功した種子を各藩に栽培させたので、オタネニンジンという名前が
付いたそうです。
そして「竹節人参」というものもあり、これは1630年頃に舟化清国人医師が九州の日向で
発見したものです。日本各地に自生し高麗人参とはその効果も異なりますが、
当時の幕府はその代用品として販売を許可しました。
これは、当時の町民では高麗人参は高価すぎて手が届かなかったので、
庶民の高麗人参不足を補ったとされています。
次に、これは聞いたことがある人もいるかもしれませんが、「田七人参」という言葉を
聞いたことはないでしょうか。
これは高麗人参や朝鮮人参と同じウコギ科の植物の根です。
三七人参や、田三七とも呼ばれています。
この人参もすごいもので、アジアでは止血や鎮痛、炎症を取り除く目的で民間の薬として
使われてきました。
最近では、研究の結果コレステロール値を下げたり、血液浄化や循環器にも効果があることがわかりました。
そして、ガン抑制効果についても発表があったなどとても素晴らしい人参です。商標登録されているものもあります。
気になる方は商標調査を行ってみてください。商標登録検索方法のサイトにやり方が記載されています。
この中で、薬用人参とされるのは、「高麗人参」「朝鮮人参」「御種人参」の3つですが、
この3つはどれも同じ植物ですね。
つまり、呼び方が違うだけで、やはり高麗人参という植物がひとつ飛び抜けた効果を
発揮しているのです。
この高麗人参にも加工法が3つあり、
畑からそのままとったものを「水参」と言い水分を70%ほど含んでいます。
いわゆる生の高麗人参です。
その水参の皮をはがして太陽の熱や熱風で乾燥させたものを「白参」と言います。
最後に水参の皮をはがさずに蒸して乾燥させたものを「紅参」と言います。
高麗人参に種類はあるのかということですが、呼び名が違うだけで、先ほどあげた
3つは全て高麗人参のことです。
他の人参は似てはいますが、高麗人参とは違います。
高麗人参の選び方のコツについての詳しい解説は、このおすすめサイトを参考にしてみてください。
そして製法も違っていたりと、高麗人参には本当にいろいろな使い道を見つける
ために研究されているのですね。